またいつか会おうよ

そう、約束して、幕を閉じた「ミュージカルヘタリア



信じて待ちますと何回も手紙に書いたし、リプを送ったし、アンケートに書いたし、「皆の夢ってなに~?」に、「ヘタミュ続編!!」って叫んだし、思い続けてたけれど。
まさか本当に、「おかえりなさい」と言える日が来ると思わなくて、嬉しい気持ちも楽しみな気持ちももちろんあるんだけど、一周回って信じられなくて、いまも何回も告知のツイートを見てしまう。そしてそのたびに本当だって噛み締めるようにふわふわした気持ちでいます。


「あれからずっとずっと一人で歩き続けてたこの道は みんなと過ごした時間より長く感じているんだ 君はどう?」に、ほんとにそう!めちゃくちゃ長かった!とも思うし、わかんない!あっという間だったかも?!?!みたいになって一人で騒いでいるし、「またいつか会おうよ笑って木の下で」が叶うのも、信じられないくらい嬉しいし。

ライブでファンに歌わせてくれるパートって言うのは、そういうコーレスがあるっていうのは、演者や作り手からのメッセージだと思っていて。

それこそ、嵐が12/31のライブで「切りとったメロディー繰り返した忘れないように 言葉よりも大切だからあなたに届けた」を歌わせてくれるのは、そういうことじゃん…?ってなるじゃん……?

なので、ヘタライで歌った、歌ってって振られた曲で一番メッセージ性があったなあと個人的に思うのは、「星に願いを」の何回も何回も声を揃えて歌った、「希望の船に乗って届いてほしい」のところだなと感じていて。ヘタミュって、吉谷さんが「皆さんも最高の出演者でした」ってヘタライのラストでいってくれたけど。こちら側もあの優しくて楽しくてなカンパニーの輪の中に少しだけいれてもらえるような、ステージの上、制作者さんたち側、キャストさんたちにこちら側が思いをまっすぐ届けたことにたいして、愛をもってしっかり向き合って返してくれたような、そんな意思疏通というか、繋がりみたいなものがすごく強くてしっかりしていた作品だったなと思っていて。それこそ、ヘタライ後にもたくさんイベントを開いてくれたこととか。サプライズがたくさんあったなあって。

キャストさんたちがそのままなのか、とか、何を題材にやるのか、とか、そもそもこの情勢なので無事幕が開くのか、とか色々楽しみな反面少しそわそわする気持ちもあるのですが、なによりまた「ミュージカルヘタリア」の世界に触れられることがなにより嬉しいです!


本当の本当におかえりなさい!
2015年の12月に、初めましてしたヘタミュが、2020年の12月にまた戻ってきてくれると決まったこと、最高のクリスマスプレゼントだな、と思います。

クリスマス、お花見、七夕…たくさんの季節を一緒に駆け抜けさせてくれたヘタミュ、またどんな物語になるのか、絶対に見に行きたいと思います!






ここからはものすごく個人的なお話なのですが、思いは言葉にするべきだと思ってるので、そしてそれを、「大切なことは紙に書いておけ!」とヘタミュに教わったので。残しておきます。






2018年3月21日、大阪フェスティバルホールでの「ミュージカルヘタリア Final live」の大千秋楽。肩にかけていたグッズのタオルがぐしゃぐしゃになるくらい泣いて、泣きつかれてちょっとぐったりするくらいで。声がかれるくらい、全部で5公演しかやってないなんて嘘だって思うくらい会場中揃ったコーレスをさけんで。相変わらずのアドリブ尺取り何でもありっぷりに涙が出るくらい笑って。歌にのせてパフォーマンスにのせて、挨拶での言葉にのせて、届けてくれたキャストさんたちのたくさんの思いを受け取って。

その後も、リバイバルビューイング、円盤上映会、タワレコ1日店長、お渡し会、上映会…とイベントが続いたわけですが。公演としての最後はその3月21日で。

あの空間にいられたこと、今思い返しても本当に幸せなことだったと思います。今はもう、色々重なって一年近く舞台を見に行かない日々が続いてしまって。でも、3/17の幕張夜公演から、3/21の大阪での大千秋楽までの数日間、とてもとても濃い数日間だった。今思い返してもそう思います。


社会人一年目だったんですよ、あの年。その年度末、めちゃくちゃ個人的な事情でとても仕事が心身ともにきつくて辞めてしまいたいと思うことが立て続けに理不尽に降りかかってて。それでも踏ん張れたの、「ヘタライがあるから、ヘタミュにもらった思い出があるから」って思えたからなんだよ。誇張表現でもなく、本当にヘタライがあったからあの時期を乗り越えられたし、エンターテイメントは人を、ひとの心を支えて、奮い立たせて、救ってくれるんだと思った瞬間のひとつでした。

有給をとれる立場でも状況でもなかったから、金曜の夜に幕張メッセの近くのホテルになぞに前乗りして、列形成開始時刻から寒いなかグッズ列にならんで。そう、各国モチーフのアクリルキーホルダーがどうしても揃えたかったんだよね、あのとき。無事たくさんのひとの協力のお陰で揃ったアクキー、いまでも部屋に飾ってあります。
初日公演でも想像以上に泣いて、お友だちと感想語ってたら普通に終電を逃し()、次の日も朝から幕張にいって昼夜って入って、普通に月曜火曜って仕事して。

泣きすぎて目は腫れてるし、コーレスとか歌ったせいで声は枯れてるし、寒いなかたちっぱだったせいか体の節々は痛いし。そして職場環境のせいで仕事にいきたくないって精神的にぐるぐるしてたけど、水曜まで頑張ればまた大阪だしヘタライだって思えたら、不思議と頑張れたんだよな~。たぶんあの一週間は人生で一番アドレナリンが大量放出されてぐるんぐるん回ってたと思う。

水曜の始発新幹線で大阪にいって、雨降ってるなか昼公演も急遽入って、夜公演までの時間、終わっちゃう~~~~!😭って騒いで、そして一時間半くらい押したことにより、夜行バスにぎりぎり飛びのって朝ついてそのままシャワーだけ浴びて仕事、行った、な~なんて。

今日ちょうど、思い返すような出来事があって、2018年のその3月のことをちらっと考えてたんですよ。そしたら、ヘタミュまたやるって言うから。びっくりしちゃった。



なにかひとつのものを一途にずっと追い続けることができない自分の性格を、めちゃくちゃ短所だなと昔から思っていたんだけど。
でも、またいつかどこかでって一回離れた作品が、こうしてまた戻ってきてくれたときに、心のそこから喜ぶことができて、楽しかったな~って思い返す思い出がたくさんあるの、幸せだなあと思うし、別にそれでもいいかなあと思い始めています。

今すきだなあ、楽しいなあって夢中になったものたちが、いつかその熱は冷めてしまうとしても、楽しかったなって宝箱みたいな思い出だなって懐かしめるように、好きだと思うものには躊躇せずに全力で向き合いたいよねって話です。

ヘタミュの事書いてたのに!とっちらかっちっゃった!
そしてまさかヘタミュ関連でまたこうしてはてブロにまとめたいーーー!長文書きたいーーー!!!!!って思う出来事が本当にあるなんて思わなかった!



sharunoss.hatenablog.com

このはてブロ書いたときのわたしに、夢に描いてたことちゃんとかなったよ!って言っても信じないだろうな~何て思いながら、ヘタライの映像を流して見ながら、聞きながら思っています。




おかえりって何度もいってしまったけど、シエスタから起きたなら、おはよう、かな~何はともあれ、本当に嬉しいし本当に楽しみです!

無事幕が開きますように、そして幕が開いたときどうか客席で見届けられますように。